2010年10月21日
緻密なトリックと濃厚すぎる物語「隻眼の少女」
麻耶雄嵩/文藝春秋/1995円
秋は、なぜか本格ミステリが恋しい季節。
京大の推理小説研究会出身の著者が長年かけて構想を練ってきた本書。
舞台は龍の伝説が残る信州の温泉地。首を切り落とされた少女の遺体が発見され、
捜査に乗り出した美少女探偵御陵みかげ。
緻密なトリックと、
著者一流のつめ込み過ぎともいえる濃厚な物語をご堪能ください。
オリオン書房ノルテ店
文芸書担当 辻内千織さん
「どの本をお薦めしようかと常に考えています。
こんな本が出ているのね！という発見をご提供できればいいなと思っています」
取り扱い書籍の問い合わせ先 042-522-1231
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